リハビリテーション
リハビリテーション
当院の理念『患者さまの人権を尊重し地域の皆さまに信頼され愛される病院づくり』にあるように、入院前よりも生き生きと!をテーマに機能障がいがある患者さまが生まれ育った地域で、安心・安楽にその人らしい生活が送れるよう地域に密着したチーム医療を推進していきます。
リハビリテーション科では急性期病院より発症後2カ月以内に転院してこられた患者さまに対し、365日体制でリハビリテーションを提供しております。
入院後は家屋調査、初回面談、退院前訪問などを行い患者さま一人ひとりの社会背景を考慮して、生活力アップを目指したオーダーメイドのリハビリテーションを展開しております。
訓練室だけではなく、生活の場である病棟や病室でもリハビリテーションを行います。また、リハビリテーションの訓練時間以外にも看護師が日常生活動作訓練を病棟訓練として取り入れ、入院生活の中での動作獲得を目指しております。
リハビリテーション提供体制
下記4点の施設基準を有しております。
- 脳血管疾患等リハビリテーション I
- 運動器疾患リハビリテーション I
- 廃用症候群リハビリテーションⅠ
- 呼吸器リハビリテーション II
- 集団コミュニケーション療法料
回復期リハビリテーション病院の役割を担い、質・量ともに十分なリハビリテーションが提供できるよう努めます。また、地域のスタッフと連携をはかり、医療から予防介護への架け橋となるように努めます。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による個別訓練を行い患者さまのニーズに沿ったリハビリテーションが提供できるように努めます。
「起き上がり」「立ち上がり」「座る」「歩く」など生活を営む上で必要となる基本動作を獲得できるように筋力の強化などの運動療法を行います。また、在宅生活を想定した屋内外の歩行練習などを行い家庭・社会復帰に向けて支援いたします。
退院後、公共交通機関などをご利用する予定がある患者さまに対しては、退院前に外出をし実際にバスの乗降訓練なども行います。
対象となる人々にとって目的や価値がある生活行為の獲得に向けて「食事」「更衣」「トイレ」「入浴」「家事」など実際に生活するために必要な日常生活の動作訓練を行います。
また自立した日常生活を送るために福祉用具の導入や手すり設置など生活環境の調整を図ります。
在宅生活の中で「しゃべりづらい」「ことばがでない」などのコミュニケーションに関する問題や「ムセて食べ物が飲み込みにくい」などの嚥下に関する問題に対して訓練を行います。
音楽の力を用いて、コミュニケーションの促進やご家族さまを含めた精神面へのアプローチを行います。また、日常生活動作の向上に向けた機能訓練的介入を行います。個別療法とともに集団療法も行っており、社会性の向上や心的発散などを目的として、楽しみながら参加していただいています。
□当院には脳卒中認定理学療法士が在籍しています。第一東和会病院の入院中のリハビリテーションから関わり切れ目のない、より高い専門性のあるリハビリテーションの提供を目指しています。